【ドラポジ調整法も解説】ロードスターが疲れにくい理由5選|秘訣は直進安定性とリニアな操作性

「ロードスターは魅力的だけどオープンスポーツカーだし長時間運転すると疲れるんじゃないか?」と思っている方もいるかもしれません。

でも実はロードスターは運転時の疲労が少なく、長距離・長時間運転しても疲れにくいです。

運転で疲れてしまう要因は、主に下記のようなことがあります。

運転時の疲労の原因
  • ドライバーの操作と実際のクルマの動きがズレている
  • ドライバーの操作に対する反応が過敏である
  • 適正なドライビングポジションで運転できていない
  • etc・・・

ロードスターの操作性はドライバーのイメージ通りに走るよう仕上げられています(=人馬一体)。また適正なドライビングポジションを取れるように作られています。

だから長距離・長時間運転しても疲れにくいです。

僕は2015年のロードスターのデビューと同時に購入し5年間で11万kmを走行しました。その間、遠出をしたり朝から晩まで一日中走り回ったりもしましたが疲れ知らずで、本当に「とにかくずっと運転していたい」という感覚でした。

高速を使っておよそ半日かけて片道900km〜1000kmほどの道のりを一気に走ったことも何度かありますが、ヘトヘトになるようなことも無く全然平気で、移動の後も元気にワインディングを走り回ったりしていました。

長距離・長時間走っても、疲れてしまうというよりはドライブを終えた後の心地よい充足感が強かったです。

この「疲れにくさ」ということもロードスターの大きな魅力

そこで今回の記事では、ロードスターの疲れにくさについてクローズアップしてみます。

この記事で説明すること
  • ロードスターが疲れにくい理由
  • 疲れにくいドライビングポジション
  • 疲れにくい運転のコツ

基本的にロードスターは運転しやすく、疲れにくいクルマに仕立てられているので何も難しいことはありません。

ドライビングポジションを少し見直し、ご紹介する運転のコツを掴んでしまえばめちゃくちゃ疲れにくくなります。

その結果、ロードスターを運転することがさらに楽しくなり、行動範囲が広がったり、運転時間が伸びたりして、ドライブをより堪能できることにつながります。

もちろん疲労感の軽減は集中力を向上させ安全運転に繋がるというメリットもありますので是非ご覧ください。

目次

ロードスターの疲れにくさの要因

ROADSTER

まずはロードスターの疲れにくさの要因を挙げてみます。

ロードスターの疲れにくさの要因
  • 高い直進安定性
  • 速度コントロールのしやすさ
  • 豊かな低速トルク
  • リニアな操作性
  • ドライビングポジション

それでは以下で1つずつ見ていきます。

高い直進安定性

最初に挙げたいのが直進安定性の高さです。

NDの直進安定性については、たまにネット上などで低く評価されている意見を目にすることがあります。

しかし僕はNDロードスターの直進安定性は抜群だと評価しています。

ホイールベースが短くアジリティ重視のハンドリングのロードスターですが、意外なほど(?)直進安定性は高いです。

滅茶苦茶なハイスピード(例えば大きなサーキットのホームストレートのような速度域)で走らせたわけではありませんが、高速道路の実用域程度の速度で「直進性に難あり」という感想を持ったことはないです。

それどころか「スピードを上げても随分まっすぐビシッと安定して走るなあ」というのが僕の感想です。

個人的に舌を巻いたのは、ビシッと真っ直ぐ安定して走るのに、ステアリングの中立付近に妙な重さがあるわけではなく、例えば進路を微修正したい時に本当にわずかにステアリングを動かすという操作をした場合にちゃんと素直に応えてくれるところ。
ビシッとした走行安定性と微修正にもきちんと応答する生真面目さはどうやって両立させているのか?と不思議に思ったほどです。

ステアリングに軽く手を添えているだけでビシッと真っ直ぐ走るロードスター。

ロードスターの直進安定性はとても高く、スピードを上げて行っても神経質さを一切見せずに安定しています。

当然、修正舵も減り余計なストレスも減るため、ロングドライブの疲労を軽減してくれます。

NDロードスターの直進安定性が気になる方にオススメしたいこと

高速道路の実用域ぐらいの速度でも真っ直ぐ走らない、直進安定性が気になる、という方にオススメしたいことがあります。

  1. 適正なドライビングポジションに見直すこと
  2. 肩から肘(できれば全身)をリラックスさせ、脱力して乗ること

余計な力が入っているとクルマを真っ直ぐ走らせることが難しくなります。

コツはとにかく脱力すること。

そして脱力して運転するためには適正なドライビングポジションを取ることがとにかく重要です。

ロードスターのドライビングポジションの合わせ方も解説していますので是非参考にしてください。

速度コントロールのしやすさ

ROADSTER

次に挙げたいのが速度コントロールのしやすさです。

NDロードスターは走行中の速度コントロールが非常に容易で、キープしたい速度を維持して走行し続けることが簡単にできます。

このことも走行中の疲労軽減に大いに役立っています。

ロードスターで一定速度を維持して走るのが簡単な理由
  • アクセルペダルに少し重めのオルガン式ペダルを採用していること
  • アクセルワークに対するエンジンの反応が良好なこと(踏み足した時も戻した時も)

NDロードスターに限らず、SKYACTIV世代以降のマツダ車のアクセルペダルはオルガン式になっています。

通常よく見るアクセルペダルは「吊り下げ式」と言います。オルガン式はフロアから生えてきているタイプです。

またペダルの踏み込み強さを少し重めに設定していることも速度コントロールを簡単にしています。

少し重めのオルガンペダルのメリット

アクセルペダルを少し重めに設定することで「踏む力」でペダルをコントロールすることを可能にしています。

アクセルペダルが軽いと、踏む力ではなく「足首の角度を一定に保持しようとする力」でアクセルコントロールをすることになります。

椅子に腰掛けて右足の踵を床につけ、以下の2パターンを試して自分の脚の筋肉の使い方を感じてみてください。

  1. 踵を支点にして足首の角度を一定にキープしようとする
  2. 踵を支点にして足先を床方向に押すように動かす

①の場合はスネの筋肉が緊張することを感じるのではないでしょうか。反対に、②だとふくらはぎの筋肉が緊張するはずです。

人間の足はスネの筋肉よりもふくらはぎの筋肉の方が大きく発達しています。

大きい筋肉の方が筋力も持久力もありますので、スネを使うよりもふくらはぎを使った方が疲れにくいです。

アクセルペダルを少し重めに設定しているのは、スネではなくふくらはぎの筋力でアクセルをコントロールするようにし、疲れにくくするためなのです。

またロードスターに搭載されているエンジンは細かなアクセルワークにも反応するレスポンスの良さも売りです。

アクセルをジワリと踏み足した時もスッと出る反応の良さは自然吸気ガソリンエンジンの美点。

また軽量フライホイールを採用しているためアクセルを戻した際の回転落ちも早く、微妙な減速も思い通りです。

少し重めのアクセルペダルと良好なレスポンスのエンジンが速度コントロールを良好にしており、その結果、疲労の軽減に役立っています。

豊かな低速トルク

SKYACTIV-Gカットモデル

ロードスターに搭載されたSKYACTIV-Gエンジンはガソリンの自然吸気ですが、低速トルクが結構よく出ています

このためある程度のズボラシフトも許容する懐の深さがありますし、平坦路なら40km/h以上出ていれば6速で走行することも可能です。

低速トルクがしっかりあるので
  • ズボラシフトも許容してくれる
  • 中間加速でもイメージ通りの加速をしてくれる
  • エンジン回転を抑えて巡航できる

イメージ通りの加速はエンジンレスポンスの良好さによるところもありますが、低速トルクがしっかり厚いことも要因です。

スカスカのトルクだと加速する余力は無いですからね。

これにより乗りやすさと疲労しにくさをもたらしています。

ロードスターのエンジンはトップエンドの7500rpmまで吹け上がる伸びやかな回転フィールを伴ないながらいつまでも続く加速感を実現しつつ、一方で低速トルクの厚さも実現しています。

実際、高速道路で追い越し車線を使いつつ走る場合においても基本的には6速に入れっぱなしで不足はありません。

リニアな操作性

ROADSTER

リニアな操作性を実現していることもNDロードスターの特徴であり、疲労感の軽減に役立っている要素です。

ヨーゲインが高く、少しアクセルを踏めばブンッと加速し、チョンとブレーキを踏めばガツッとブレーキが効く・・・そのようないわゆるバキバキのクルマを「スポーツカー」、「走りが楽しいクルマ」としてイメージすると、ロードスターは退屈なクルマに思えるかもしれません。

ロードスターのステアリングギアレシオは比較的遅めに設定してあります。

そういう意味では、刺激は足りないかもしれません。

しかしこの刺激の少なさが長距離・長時間乗った時の疲労の軽減に効いてきます

またこの刺激の少なさは長期間乗っても飽きにくく、滋味の溢れる乗り味だなと僕は感じます。

ロードスターはアクセルもブレーキもステアリングも共通して「操作したら操作した分だけクルマが動く」というリニアな設定になっています。

人馬一体というのは「意のままにクルマを操る」ということ。意のままにクルマを操るためには、ペダル操作やハンドル操作のリニアさが重要です。リニアな操作性でダイナミックフィールの統一感を作り上げているため、ドライバーの真に意のままの走りを実現することができています。

このことがロードスターで長距離・長時間運転しても疲労しにくい要因の一つです。

僕はロードスターの前にBMアクセラ(15S/6MT)に乗っており、その前はGGアテンザ(23S/6MT)に乗っていました。初代アテンザで、いわゆるZoom-Zoom世代の車両です。
このアテンザがまあかなりのバキバキの仕上がりでした。パッと乗れば分かりやすいスポーティさではあるものの、少し長く乗ると疲れてしまう……。下道で300kmも走ろうものならお腹いっぱいというぐらい疲れてました。
代車で乗ったBKアクセラも、交差点やワインディングで簡単にテールが滑るほどのテールハッピーでリアのスタビリティが低く、振り回すには楽しいかもしれないけど、四六時中刺激が欲しいわけじゃないし。
それらと比較するとBMアクセラは常識的な速度で走る限りテールが滑る素振りも見せないし、300km走ろうが何しようが、全然疲れませんでした。
「この違いはなんだ??」というのが僕の最初の正直な感想でした。
結局、ダイナミックフィールを統一しリニアな操作性を実現することでドライバーの疲労は大きく軽減できるということを僕は愛車遍歴を通じて如実に痛感してきました。

ドライビングポジション

ROADSTER

運転の疲労を軽減するには、ドライビングポジションがとても重要です。

運転をする際、数十分から数時間、ほとんど同じ姿勢で座りっぱなしです。

そのため適正な姿勢で運転できるかどうかで疲労の感じ方が大きく変わります

ドライビングポジションが重要といったのですが、これには以下の2つの視点があります。

ドライビングポジションの2つの視点
  1. シートやステアリングの位置・角度の調整機構を使って各ドライバーに最適なポジションに調整すること
  2. シートに対するペダルやステアリングの取り付け位置等、クルマの設計によって決定してしまうもの

②はなんとなく忘れられがちなんじゃないかという印象を持っていますが、後から変更したり調整したりすることが基本的に不可能な要素で、非常に重要です。

「運転席のドライバーの正面にステアリングがこない」とか、「アクセルやブレーキを踏もうとすると体を捻る必要がある」とかいう例がありますよね。

こういったケースでは、当然、長距離・長時間の運転をすると体に無理が生じて疲れやすくなってしまいます。

NDロードスターのドライビングポジション

  • シートに座って少し足を開いて自然に両足を伸ばすと右足がアクセル、左足がフットレストの位置になるようにペダルがレイアウトされている。
  • 右足を真っ直ぐ前に伸ばすとブレーキペダルがレイアウトされている。
  • シートに座った際、ステアリングがドライバーの体の正面位置にレイアウトされている。

上記の特徴はNDロードスターに限ったことではなく最近のマツダ車には共通の設計思想に基づくものですが、コンパクトなライトウェイトスポーツのFRレイアウトでこれを実現している点が素晴らしいですよね。

ちなみに初期のNDロードスターはステアリングのテレスコピック機構が省かれておりチルト調整だけでした。
しかし2018年の商品改良でテレスコピック機構が搭載され、調整の幅が広がりました。これは羨ましい変更ですね。(ちなみに初期でテレスコピックが省略されていた理由は軽量化やステアリングフィールの追求のためとされていました。)

適正なドライビングポジションを取った際の理想的な腕や脚の関節の角度のことをマツダは「快適関節リンク角」と呼んでいます。

快適関節リンク角は、宇宙飛行士が無重力空間で浮遊している際の関節の角度で、人間が一番リラックスできる関節の角度です。

快適関節リンク角の姿勢で運転することで、素早く正確な運転操作が可能となり、また疲労も軽減できます。

ロードスターはドライバーが無理なく真っ直ぐ座ることができ、またドライビングポジションも快適関節リンク角の姿勢に調整することができるため、長時間・長距離の運転でも疲労を軽減することが可能になっています。

ロードスターのドライビングポジションの合わせ方を次項で解説するので是非ご参照ください。

ロードスターのドライビングポジションの合わせ方

ROADSTER

ドライビングポジションは人それぞれ好みがあると思います。

しかし実は、素早く正確な操作ができ、かつ疲れにくい正解のドライビングポジションというのがあります。

そのキーワードが「快適関節リンク角」です。

快適関節リンク角は、宇宙飛行士が無重力空間で浮遊している際の関節の角度で、人間が一番リラックスできる関節の角度です。

宇宙飛行士が無重力空間で浮遊しているときの姿勢が最も理想的というのがマツダの考え。

僕は2016年の3月に鳥栖プレミアムアウトレットで行われたBe a driver. Experience at Tosuにて実際にマツダのエンジニアに体当たり取材しました。そこで実際にロードスターを使って直々にレクチャーを受けてきた体験を元にご説明します。

イベントの際のマツダの公式レポートはこちらから。
» Be a driver. Experience at Tosu|マツダ公式ブログ ZOOM-ZOOM BLOG

ドライビングポジションの合わせ方を具体的に解説

それではロードスターのドライビングポジションの合わせ方について以下で解説します。
なお下記の調整方法はNDロードスターでなくとも参考にできると思います。

STEP
調整前にシート位置・ステアリング位置をリセット

・ステアリングのチルトを一番下へ下げる。
(合わせて、2018年の商品改良後のモデルはテレスコを一番奥(前方)へ押し出す。)

・シート位置は一番後ろに下げ、シート右前部のダイヤルを回して前端部の高さを一番下に下げる。

STEP
着座位置をセット

・シートバック(背もたれ)と座面の境目(屈曲部)に腰とお尻を密着させるイメージで、シートに深く座る

※浅く座ると体の位置がズレて疲れやすく、正確な操作もできないのでできるだけ深く座りましょう。

STEP
シートバック角度(背もたれ)の調整

・お腹が苦しくなるところまでシートバック角度を立てる。

・その後、お腹が苦しくなくなるところまでシートバック角度を倒す。

お腹が苦しくないギリギリの角度までシートを立てるということです。

STEP
シートの前後位置と高さの調整

・右足の踵をフロアから踵を浮かすことなくアクセルとブレーキを自然と踏み替えることのできる位置に置く。
→ここが右足の基本位置。運転中の右足は基本的にここに置いて、踵を浮かせずにペダルを踏み替えて操作する。

・踵の位置はそのままに、足首の角度が窮屈に感じるところまでシートを前に出す。
・足首の角度が窮屈でなくなるところまでシートを後ろに下げる。

・念のために左足でクラッチを踏んで一番奥まで踏み抜けることを確認する。
(奥まで踏み抜けない場合は踏み抜ける位置まで前に出す)

・右足は基本の位置、左足はフットレストに置いた状態で両脚の足首やふくらはぎ、スネ、太ももに変な緊張や違和感を感じなければOK

STEP
シートの高さ調整

・シート右前部のダイヤルを回し右膝の重さをシート前端部で支えられるところまで高さを上げる。
右膝が浮いていると右脚の重さを腰の筋肉で支えることになり腰に痛みが出る原因になります。非常に地味ですが重要な調整です。)

※なおNDロードスターはシートスライドレールに傾斜がついていて前に出すほど高さが上がるようになっており、シートリフター機構は省略されています。

STEP
ステアリング位置の調整

・テレスコピック機構搭載車(2018年の商品改良以降モデル)は、両肩をシートバックにつけたままステアリングの上部に両手の手首を乗せられるところまでステアリングを手前に引く。

・メーターを見て、ステアリング上部の内側の縁とタコメーター上部の縁が重なるか重ならないかぐらいの位置にチルト高さを調整する。

STEP
仕上げ・全体確認

・右足をアクセルペダルとブレーキペダルの間、左足はフットレストに置き、両手はステアリングの3時と9時の位置を軽く握った状態をとる。

・この状態で全身が脱力した姿勢を取れて、局所的に緊張感や違和感が無ければOK
特に足首、肘、膝、腰の角度が自然か、筋肉に緊張が無いか、両肩がシートバックから離れていないかを確認。

シート前端の高さ調節ダイヤルの話は、自慢じゃないけど他では読めない話なんじゃないかと思います。
なぜならこれは僕がBe a driver. Experience at Tosuでエンジニア氏に直接尋ねて引き出した情報だからです。
その当時僕は右の腰に痛みが出るのが悩みで、そのことを相談したんです。そしたら「実は、ダイヤルを回して膝裏をサポートしてあげないと、腰が右脚の重さを支えようとして疲れて痛むんですよと教えてくれたのです。
愛車について悩んでいることをメーカーの人に直接相談できる機会って本当に貴重だ!!と思った瞬間でした。

「一見ラク」なドライビングポジションは実はラクではない

上記のドライビングポジションを初めて設定してみるとシートバック角度や足元が窮屈と感じる方が多いかもしれません

しかし関節の角度は快適関節リンク角になっており、とてもリラックスして運転できるので長距離・長時間の運転をしても疲れ知らずのドライビングポジションです。

街行くクルマを見ていても、適正なドライビングポジションで乗っている方って結構少ない印象を持っています。

例えば自分だけでなく、友人・知人や家族のドライビングポジションを思い出してみてください。

ルーズなドライビングポジションは見た目にはゆとりがあってラクそうに見えます。

反対に上で説明したような適正ポジションは一見して窮屈そうに見えるかもしれません。

しかし実は、見た目がラクそうなポジションは疲れやすいし、適正なポジションは見た目が窮屈そうに見えても運転するとラクです。

ルーズなポジションだと正確な操作ができないので修正操作の頻度が高くなります
修正操作の頻度が高くなると体に受けるフィードバックの頻度が高くなり、結果として疲れやすくなります。
(→体は三半規管などの機能により無意識に平衡を保っていますが修正操作が入るとその度に無意識下でも体のバランスが崩れ、平衡に保って・・・を繰り返すということです)

NDロードスターの直進性ひとつとっても、適正なドライビングポジションの僕は全然問題に感じたことがありません。

そしてこれは僕だけでなく、適正なドライビングポジションで乗っている友人・知人含め、同じ評価でした。

適正なドライビングポジションだと正確な運転操作が可能になり、加速、減速、旋回の運転操作が1回で完結します。
正確な運転操作とは、操作の途中で足したり戻したりしない操作(ハンドルを切り足したり戻したりしない、ペダルを踏み足したり戻したりしない)のことです。
操作が1回で完結するということは、ドライバーへのフィードバックは1回だけ、しかも体にかかる荷重の強さや向きは精度高く予測が可能です。
このため、ドライバーだけでなくその他の乗員含め、疲れにくい運転が可能になります。

適正なドライビングポジションは窮屈で疲れそうと思うかもしれませんが、是非一度試してみてください。楽に運転できることに気づくはずです。

「疲れにくさもロードスターの魅力」まとめ

ROADSTER

以上、ロードスターはの疲れにくさと、疲れにくいドライビングポジションの合わせ方について解説してきました。

ロードスターの運転が疲れにくい理由は以下の通り。

ロードスターの疲れにくさの要因
  • 高い直進安定性
  • 速度コントロールのしやすさ
  • 豊かな低速トルク
  • リニアな操作性
  • ドライビングポジション

ドライビングポジションについては、体に無理のない姿勢で座れる着座位置を設計していることも重要ですが、ドライバーの体格は人それぞれなので適正なドライビングポジションに調整して乗ることもとても重要です。

ぜひお試しでも良いので、上記で説明した調整方法でベストなドライビングポジションに設定してみてください。

疲労を軽減して楽に走れるようになるとロードスターの運転がもっと楽しくなりますよ。

NDロードスターの魅力は当然、疲れにくさだけじゃないです。その他の魅力についても語った記事は以下のリンクから、読めますので興味のある方は是非読んでみてください。

»【徹底解説】5年11万km走った僕が感じるNDロードスターの魅力5選!

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このブログを運営している人

2015年5月のNDロードスターデビューと同時に購入し5年で11万kmを走行しました。2020年夏に東京オフィスへの転勤が決まり、それと同時に結婚を決めたので一旦はロードスターを手放すことに。手放したことで「ロードスターのこと大好きだったな」という気持ちを再確認し、記憶の保存と整理を兼ねてブログで情報発信中。

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